注意:架空鉄道「西伊豆鉄道」は創作物であり実在しません。

駅名について考えてみる

    駅名についての備忘録も兼ねてまとめていきます。

    路線図

    まずは開業時の路線図、延伸開業時の路線図、今の路線図を載せておきます。

    1964年10月28日 ダイヤ改正 路線図
    1968年6月6日 ダイヤ改正 路線図
    2024年3月16日 ダイヤ改正 路線図

    “伊豆○○”という駅名について

    まず前提として、私は旧国名がついた駅名が好きです。”越後”湯沢、”武蔵”小杉、”相模”大野、”大和”西大寺、”伊勢”中川、”播州”赤穂、”肥前”山口…あげればきりがないですが、旧国名を付けると平凡な地名でもカッコいい駅名に見えるからです(あくま個人の感想です)。

    伊豆半島を走る実在路線、JR伊東線、伊豆急行線、駿豆線にも「伊豆○○」という旧国名がつく駅が存在しており、路線を敷く前から西伊豆線にも「伊豆○○」という駅名を設定しようと考えていました。

    ただ、やみくもにつけるのも現実味がなく、また路線を設定した当時の私は、実在する駅名と被ることにかなり敏感でしたので、日本国内に同じ駅名が存在する場合は「伊豆○○」と旧国名をつけることにしました。

    今思うと中小私鉄ですので、被っても問題なかったなと思いますが、後に国鉄(JR)と直通運転を行っていたという設定を盛り込んだので、結果としてはありの選択だったかなと思っています。

    “温泉”とつく駅名を設定していない理由

    西伊豆線では温泉という駅名を採用しませんでした。個人的には温泉という名前がつくと通常の駅名より観光地感が強くなり、路線図で駅名が並んでいても目がつきやすくなると感じています。

    温泉とつく駅名が嫌いなわけではないのですが、西伊豆線には大小温泉施設がいくつか点在しており、この駅には”温泉”をつける、この駅には”温泉”をつけないといった判断がしにくいこと、また、どの駅にもある程度思い入れがあることから、特定の駅だけを目立つようにはしたくないことから温泉という駅名を使いませんでした。

    実際に西伊豆線と並行するように走っている東海バスでは「土肥温泉」「岩地温泉」「石部温泉」「雲見温泉」といったバス停名になっていますが、西伊豆線では「土肥」「岩地」「伊豆石部」「雲見」といったように温泉の名称をつけていません。

    各駅について

    駿河玉江(するがたまえ)

    この付近には様々な地名が存在しており、どの地名を採用するか悩みました。結果的には近くの大きめの交差点の名前にも使われている「玉江」の名前を採用。JR山陰本線に玉江(たまえ)駅が存在するため、旧国名をつけて「駿河玉江」としました。

    多比(たび)

    この駅の付近には「多比」と「江の浦(えのうら)」という地名があり、当初は響きが良かったため「江ノ浦」駅として設定していました。後に沼津駅のバスの行先表示で多比行を見かけたため、多比の方がメジャーな地名なのかと思い、まだ初期の頃で作成資料も少なかったため、「多比」駅に変更しました。今では江ノ浦のままでも良かったかなと思っていますが、再び変更するには多くの資料を書き換える必要があり手間になることや「多比」の名前にも愛着が出てきたのでそのままにしています。

    橙都台(とうとだい)

    当初は「口野(くちの)」駅として設定していました。地名は好きでしたが、この付近にオリジナルの街(西伊豆鉄道が開発した街)を作った設定を盛り込みたくなり、街の名前である「橙都台」駅に改称させました。ちなみに江ノ浦→多比は設定変更扱い(開業から多比駅だった設定)、口野→橙都台は駅名改称扱い(口野駅で開業し後に橙都台駅に改称された設定)です。

    重寺淡島口(しげでらあわしまぐち)

    駅周辺の地名「内浦重寺(うちうらしげでら)」と駅近くにある離島の水族館「あわしまマリンパーク」の施設名を組み合わせた駅名をつけました。

    伊豆三津(いずみと)

    駅周辺の地名は「内浦三津」。伊予鉄道高浜線に読み方は異なりますが三津(みつ)駅が存在しているため、旧国名をつけて「伊豆三津」としました。

    平沢海岸(ひらさわかいがん)

    駅周辺の地名は「西浦平沢(にしうらひらさわ)」。地名を採用して「平沢」駅として開業しました。2003年、駅前に人工海浜施設「らららサンビーチ」が開業し、「平沢海岸」駅に改称しました。ちなみに過去には新潟県を走っていた国鉄魚沼線に平沢駅が存在していましたが、1944年に休止(廃止扱い?)となっており、西伊豆線平沢駅の開業は後の1964年のため、旧国名をつけずに平沢駅として開業させた設定としています。

    日本の平沢駅一覧です。
    ・平沢駅(新潟県)…国鉄魚沼線の駅。1911年開業。1944年休止。魚沼線自体も後に廃線。
    ・木曽平沢駅(長野県)…JR中央本線の駅。読み方は”きそひらさわ”。1930年開業。現存。

    雉ヶ尾(きじがお)

    駅周辺の地名は「戸田(へだ)」。戸田の駅名は隣の伊豆戸田駅で使用しているため駅名設定には結構悩みました。当初は北戸田や東戸田といった駅名も考えていましたが、安直すぎる気がしたので採用せず。最終的には駅近くにある「雉ヶ尾の滝」を由来とし、「雉ヶ尾」駅としました。

    伊豆戸田(いずへだ)

    駅周辺の地名は「戸田」。JR埼京線に読み方は異なりますが戸田(とだ)駅が存在しているため、旧国名をつけて「伊豆戸田」としました。

    碧ノ浜(みどりのはま)

    駅周辺の地名は「戸田」ですが、周辺は旧戸田村の中心地からは少し外れた集落で「舟山(ふなやま)」地区と呼ばれています。そのため開業当初は「舟山」駅の名で開業。その後、海が間近にあり、駅自体を観光地として活用していく流れで「碧ノ浜」駅に改称となった設定です。碧ノ浜駅の駅名の由来は平行する県道17号線にある展望スポット「碧の丘(みどりのおか)」が由来となっています。

    伊豆八木沢(いずやぎさわ)

    駅周辺の地名は「八木沢」。上田電鉄別所線にも八木沢駅が存在しているため、旧国名をつけて「伊豆八木沢」としました。

    宇久須(うぐす)

    駅周辺の地名は「宇久須」。東海バスでも主要なバス停になっており、ストレートにそのまま採用しています。ちなみにこの記事を執筆する時に知りましたが、鶯巣(うぐす)駅という読み方が同じの駅がJR飯田線に存在していました。

    伊豆田子(いずたご)

    駅周辺の地名は「田子」。JR紀勢本線に読み方は異なりますが田子(たこ)駅が存在しているため、旧国名をつけて「伊豆田子」としました。

    伊豆松崎(いずまつざき)

    松崎町の中心地に位置する駅。JR山陰本線にも松崎(まつざき)駅が存在しているため、旧国名をつけて「伊豆松崎」としました。

    日本の松崎駅一覧です。
    ・松崎駅(鳥取県)…JR山陰本線の駅です。現存。
    ・松崎駅(福岡県)…甘木鉄道甘木線の駅です。国鉄甘木線時代は筑後松崎駅でしたが、1986年に甘木鉄道に転換するにあたって松崎駅に改称されました。現存。
    ・松崎駅(熊本県)…熊本電気鉄道鉄道線の駅です。ルート変更に伴い1949年に廃止。
    ・下総松崎駅(千葉県)…成田鉄道の松崎駅として開業し国有化される際に下総松崎駅に改称されました。読み方は「まんざき」です。現存。

    伊豆石部(いずいしぶ)

    駅周辺の地名は「石部」。JR草津線に読み方は異なりますが石部(いしべ)駅が存在しているため、旧国名をつけて「伊豆石部」としました。