注意:架空鉄道「西伊豆鉄道」は創作物であり実在しません。

船で行く水族館…あわしまマリンパークを訪れてみた!(前編)

    静岡県東部に位置する沼津市には3つの本格的な水族館が存在しています。今回はそのうちの1つである「あわしまマリンパーク」に訪れてきましたのでご紹介します!島を丸ごと散策して写真枚数が多いので2部構成でいきます。前編では水族館施設をご紹介していきます!


    地図
    Map


    所在地:静岡県_沼津市_内浦重寺

    淡島
    Awashima


    あわしまマリンパークが位置する淡島はその名の通り「島」であり、本土側からは連絡船でアクセスできる。淡島自体が一施設となっており、入場料金には連絡船の往復料金が含まれている。

    ちなみに筆者が訪れる2週間ほど前に「あわしまマリンパーク」は2024年2月12日限りで閉園することを発表。発表時点で残り1ヵ月もないため、閉園を惜しむ客で以降は毎日混雑が続いている。

    ※その後2月25日まで延長することを発表

    船着き場から富士山を望む
    View of Mt. Fuji from The Pier


    淡島周辺からは富士山が望める。朝9時ということもあってか周辺の雲も少ない(富士山は朝の方がきれいに見えるイメージ)。

    当日は10時営業開始だったが、それよりも早く船着き場にいる理由は前述の混雑回避のためである。それでも9時時点で80人くらいのチケット購入待ち列ができていた。一応訪れたのは平日。

    連絡船で淡島へ向かう
    Head to Awashima by Boat


    営業開始である10時の数分前に連絡船第一便が出発(筆者は第二便に乗車)。連絡船の後方は屋外デッキがついており、景色を楽しむことができる。本土と淡島はそこまで離れていないため、3分程で到着する。写真左側に見えるのが淡島。

    淡島上陸
    Landing on Awashima


    主要な建物は淡島の東側に集中しており、連絡船も東側の桟橋に接岸する。

    水色の文字で「淡島水族館」と書かれている白い建物が本館、その右側にお土産屋さんやレストランが位置している。写真には写っていないがさらに右側にアシカショーのステージがある。「船のりば」と書かれた桟橋の裏はイルカショーのエリアとなっている。

    山の上にある建物は旧ロープウェイ駅の跡。昔は本土側とロープウェイで行き来できた。

    アワシマ16号
    Awashima 16


    稼働している連絡船は2隻あるがそのうちの1隻が「アワシマ16号」。定員87名。概ね15分間隔で本土と島を往復している(混雑時はピストン輸送)。

    船体の派手なラッピングはアニメ「ラブライブ!サンシャイン‼」の登場人物。沼津市の内浦地区は同アニメの舞台となっており、同地区にある淡島もアニメに頻繁に登場する。

    淡島の地図
    Awashima Map


    写真の地図は下方向が東側。淡島の面積は0.165キロ平方メートルで周囲は約2.5km。島の外周には遊歩道が整備されていて30分程度で1周できる。

    ※右の写真はクリックで拡大できます

    ※参考値
    東京ドーム建築面積:0.0470キロ平方メートル
    東京ドーム3.5個分
    大阪ドーム建築面積:0.0338キロ平方メートル
    大阪ドーム4.8個分

    水族館本館内部1
    Aquarium Main Building 1


    あわしまマリンパークは大手水族館というよりはB級よりの水族館で館内もそんな感じの雰囲気が漂っている(個人的には誉め言葉のつもり)。飼育員さんの手書きの解説ボードが多数設置されていて見ごたえがあり、大手水族館にはない暖かさが感じられる。

    水族館本館内部2
    Aquarium Main Building 2


    1階中央には大水槽が設置されている。1日に2~3回飼育員さんによる紹介コーナーが行われている。

    イシガキフグ
    Spotfin Burrfish


    撮ろうとしたら自分から寄ってきてくれたフグ。青森以南に生息していて、大きくなると全長60cm程になるという。この個体は20cm程度であった。

    水族館本館内部3
    Aquarium Main Building 3


    営業時間終了直前に撮った人のいない水族館内部。

    水族館本館内部4
    Aquarium Main Building 4


    先ほどと同じく営業時間終了直前に撮った水族館内部。こちらは2階で小さな生き物が展示されている。奥にはタッチプールがあり、ヒトデ等の王道な生物はもちろん、ヌタウナギやグソクムシ(ダイオウグソクムシの小さいやつ)も触ることができる。写真はあるが絵面がやばいのでここでは掲載しないことにする。

    ウミガメ
    Sea ​​Turtle


    屋外には大きなウミガメも展示されており、えさやり体験も実施されている。

    アシカショー1
    Sea ​​Lion Show 1


    アシカショーも1日2~3回行われている。ボールを鼻の上に載せる技。アシカショーではよくやっている技だが、よくよく考えるとすごい器用だなと感じる。

    アシカショー2
    Sea ​​Lion Show 2


    輪投げキャッチの技を終え、客席に近づくサービスタイムを行っている。観客席とステージの距離は非常に近い。閉園ラッシュで連日客が押し寄せているため観客席も満席。

    アシカショー3
    Sea ​​Lion Show 3


    高く飛んでボールにタッチする演目。

    イルカショー1
    Dolphin Show 1


    アシカショーの後にはイルカショーが行われている。トレーナーさんが建つ場所が浮島になっているため、手漕ぎボートに乗って登場するというあまり見ないスタイル。

    写真後ろの桟橋は連絡船乗り場。右奥の建物はレストラン離宮「Mr.丼亭」。

    イルカショー2
    Dolphin Show 2


    トレーナーさんが投げた輪を拾ってくるという演目。7つの輪は多すぎたのか、途中で落としてもなんとか、持って帰ろうとするイルカがかわいい。イベントの名前は「イルカショー」ではなく、「イルカ公開トレーニング」。ほのぼのとした感じが良い。

    イルカショー3
    Dolphin Show 3


    イルカショーでも飛び跳ねてボールにタッチする演目がある。

    余談だがあと数週間で閉園するのに「トレーニング」。それ以外にも、トレーナーさんや飼育員さんからも閉園に関する発言が一切なかったり、施設内に閉園に関するお知らせが一切掲示されていなかったり。いつも通りやっていこうという感じなのか。また、館長いわく再び開業したい意向もあるとのこと。

    カエル館外観
    Frog Hall Exterior


    カエルが展示されているカエル館は日本最大級の展示数を誇っているのだとか。

    カエル館内部
    Frog Hall Interior


    内部は結構広いが、ここに展示されいるのは全てカエル。日本のカエルから世界のカエルまで50種類以上が常時展示されている。

    チャスジアオガエル
    Rhacophorus Feae


    かなり大きいサイズのカエル。体長は13~15cmでカエル館の中でも1位2位を争うサイズだった気がする。絵に描いたように葉っぱの上で丸まっていて、ガラス越しに見ると可愛い(あくまでガラス越しに限る)。

    コバルトヤドクガエル
    Blue Poison Dart Frog


    カエルというと緑色や茶色を思い浮かべると思うが、赤色や黄色、写真のような青色のカエルもいる。ただ大抵毒持ちの模様。

    このコバルトヤドクガエルの青色は好み。「”アオ”ヤドクガエル」じゃなくて「”コバルト”ヤドクガエル」という翻訳をした人はセンスがいい。

    ケープペンギン
    African Penguin


    ペンギンも数種類展示されている。写真はケープペンギン。

    イワトビペンギン
    Rockhopper Penguin


    3羽きれいに並ぶイワトビペンギン。静岡県内ではあわしまマリンパークしか展示していないとのこと。

    訪問時期:2024年1月