観光列車「シーオーブ」
Tourist Train “SEA ORB”
西伊豆線では沿線の食材を使った料理と
絶景の車窓を楽しめる
観光列車を運転しています。
専用の車両で運行される特別な列車旅を
お楽しみください。
コンセプト
CONCEPT
「SEA ORB – シーオーブ」とは、
静岡県伊豆半島西部を走るリゾート列車です。
東海道の港町「沼津」から
美しい自然と温泉に恵まれる「伊豆半島」へ。
特別な空間で
伊豆の海と山の幸を堪能できる食堂車と
出来立ての料理を提供するための
厨房車をつなぎ、
駿河湾が見える西伊豆の海岸線を
列車は走り抜けます。
ロゴ
LOGO
「SEA ORB – シーオーブ」は
海の宝石という意味です。
丸い宝石に伊豆の海や山、夕日の色が
反射している光景をロゴで表しています。
デザインプロセス
円の中にS・E・Aの文字をベースにした
分割線を引き、
生まれたスペースに
海をイメージしたブルー系の色を配し、
さらにアクセントとして山々のグリーンと
夕日のオレンジを配しています。
エクステリア
EXTERIOR
インテリア
INTERIOR
列車は4両編成で1・2・4号車が食堂車、3号車が厨房車となっています。車体色は伊豆の海をイメージした青色に深みを与えた瑠璃紺色をベースとし、アクセントとしてドアや窓周りに金色を配し、高級感を演出しています。沿線の絶景を存分に堪能してもらうため、車両限界ぎりぎりまで天井高を確保し、窓は屋根肩部まで伸びる大きな窓を採用しています。
客室内は「走る海辺の別荘」をテーマとし、アジアンモダンな内装としています。
1号車にはプライベート性の高い6人用個室を1室、4人用個室を4室配置しています。6人用個室は運転席の後方に位置しているため、前後面展望が楽しめるようになっています。4人用個室のうち1室は車いす対応となっており、座席が必要ない場合は容易に撤去することが可能となっています。また、スムーズに入室できるように通常の扉とは別に、専用の扉をデッキ側に設けています。
2号車には開放感のある広い客室に4人掛けと2人掛けのテーブル席を配置しています。1号車よりの4人掛けテーブル席は車いす対応となっています。その他の設備として、飾り棚とソファが置かれたギャラリーを配置しています。飾り棚には時期によって違う美術品や工芸品が飾られます。飾り棚はギャラリー以外にも列車のあらゆる場所に設置しており、上品な空間を演出しています。
4号車には2人掛けテーブル席とカウンター席を配置しています。山側のテーブル席は左右の景色を楽しみやすいように、床を1段高くしています。運転席後部には誰でも入室可能な展望室を配置し、前後面展望を楽しめるようになっています。
3号車は厨房車であり、車両の半分以上がキッチンスペースとなっています。また、同車両にはメインエントランスを配置しており、基本的にこの列車の乗降はこの3号車から行うようになっています。