土肥の街と戸田の街の間には静岡県道17号線が通っていますが、その区間には小土肥、舟山などの集落や旅人岬、碧の丘といった絶景スポットがあります。今回は土肥港で電動アシスト自転車を借りて土肥と戸田の街を往復していきます。
地図
Map
土肥地区
所在地:静岡県_伊豆市_土肥
↓静岡県道17号線経由
戸田地区
所在地:静岡県_沼津市_戸田
土肥港のレンタサイクル
Toi Port Bicycle Rental
駿河湾フェリーでは土肥港フェリーターミナルにて、フェリーの利用者向けにレンタサイクルを行っている(要事前予約)。今回はここでパナソニック製の電動アシスト自転車「ベロスター」を借りる。
※撮影地は戸田の御浜岬。
松原大橋
Matsubara Bridge
土肥港を出発して海沿いを進み、土肥市街を流れてきた山川を渡る。
土肥港南防波堤
Toi Port South Breakwater
土肥の街の北側付近から南方向の海岸線を望む。写真左側の土肥港から伸びている堤防が南防波堤で、奥に見える白い建物は八木沢地区にあるリゾートマンション「シーサイドスパ西伊豆土肥」。
旅人岬
Tabibitomisaki
土肥と小土肥地区の間には旅人岬と名付けられた岬があり、小規模ながら駐車場も整備されているため、ドライブ中に立ち寄ることもできる。岬には家族という題名の像が建っている。
小土肥海岸
Odoi Coast
旅人岬から北側の海岸線を望む。写真右側の砂浜は夏には海水浴場となる。砂浜の奥は切り立った崖となっている。この崖のような海岸線は戸田の御浜岬まで続く。
小川と田園と海
Stream and Country and Sea
小土肥地区手前で県道17号線は少しだけ海岸線から離れて、田園の中を進む。写真の時期はちょうど田植えの季節。手前には小さな川が流れ、海に向かってなだらかな勾配となっていることがわかる。
小土肥地区
Odoi Village
小土肥地区を過ぎると本格的な山越え区間になる。この写真の位置は上の写真から直線距離で600mほどしか離れていないが、県道17号線はかなり蛇行しながら距離を稼ぎ、既に小土肥地区を見下ろせるような標高まで上がってきている。ちなみに写真下部に写る電柱も県道17号線のもの。
舟山集落のとある家
Funayama Village A Certain House
土肥と戸田の間には山間部だが少しだけ平坦になる部分があり、数件の民家が建つ。戸田の街は写真の奥の山を越えた先にある。山の中腹にはコンクリートで固められた部分があるが、この先の県道はそこを通る(そこまで登る)。
舟山集落の沢
Funayama Village Stream
集落は海に向かって勾配になっており、小さな沢が流れている。この写真は山奥で撮ったように見えるかもれないが、海までは200mもない地点。それだけ山と海が近く険しい地形であるということが分かる。
海が見える小道
Coastal Path
舟山集落は海に面している(最短距離50mほど)が、標高が高いかつ、周囲に背の高い木々が生い茂っているため、海が見える場所は案外少ない。この場所はたまたま通りかかった時に話しかけてくれたお婆ちゃんが教えてくれた場所。
坂道を振り返る
Look Back on The Hill
舟山集落を過ぎると再び坂道を登る。登ると一括りにしているが、土肥と戸田を移動する間に登る高さは計320mにも及び、かなりな急坂が続く。電動アシスト自転車とはいえ、帰りの充電を考えると節約をしないといけない。
碧の丘
Midorinooka
土肥と戸田の間で最も標高が高い位置にある展望スポット。険しい海岸線と先ほどの舟山集落を見下ろせる。
ちなみに西伊豆鉄道の碧ノ浜駅は写真下部の海岸線にあるイメージ。こんなところに鉄道が通っていたら素晴らしい車窓だろう。土砂災害対策も大変そうだが。
静岡県道17号線舟山地点
Shizuoka Route 17 Funayama
碧の丘を過ぎると急な上り坂は終わり、戸田まで下り坂が続く。県道標識の「沼津市」の部分がシールになっているが、これは舟山地区が以前は「戸田村」だったからだと思われる。今向かっている戸田の街や舟山地区は「戸田村」だったが、戸田村は2005年沼津市に編入されている。
御浜岬と富士山
Mihamamisaki and Mt.Fuji
戸田の街が近づくと御浜岬が見えてくる。富士山とのコラボ。
戸田港
Heda Port
戸田の街に到着。中心部には名物のタカアシガニが水揚げされる戸田漁港や戸田温泉がある。県道17号線は戸田から先も海岸線を通りながら井田、大瀬崎、江梨といった場所へ伸びている。
土肥港に帰還
Return to Toi Port
戸田を観光し、同じルートで土肥港へ帰還。アシストの残り充電は5%を切っていた。急坂で充電を切らしたら返却時間には間に合わなかっただろう。
レンタルサイクルを返すときにターミナルの人に戸田まで往復したことを伝えると驚かれた。過去には道中で充電が切れてしまった人もいたとのこと。
最終便の駿河湾フェリーで土肥港をあとにする。
訪問時期:2023年5月